ラヂオの時間のmontblancのレビュー・感想・評価

劇のようなスピード感とコミカルさが心地いい

ウシジマさんの胃の痛くなる気持ちがすごくわかる。
作家、演者、プロデューサー、ディレクターなどそれぞれの立場や思いが交差し絡み合う。
時間がない状態での板挟みが、波のようなうねりのようで面白い。
脚本が、顧客が本当に必要だったものの風刺画みたいに、もりもりに狂っていく。
それぞれのプロが譲らないからコミカルなキメラが出来上がる。

妥協して、妥協して、そうして作品を作り上げるのです