Mee

ツレがうつになりまして。のMeeのレビュー・感想・評価

ツレがうつになりまして。(2011年製作の映画)
3.6
心にじわりと染み入るような映画。
「鬱病になった原因じゃなくて、鬱病になった意味を考えられるように」ってのは素敵な言葉!
人生において一見 回り道のように思えても無駄な事なんて何一つない、全て意味のある事だ。
「割れずにある事、それが嬉しい」も素敵。
当たり前にある心の健康、身体の健康が嬉しい。
割れずにある事に価値がある。
「〝できない〟んじゃなくて〝しない〟って思えば良い」も!
鬱病を題材にした物語にはよく「頑張らない」ってワードが掲げられたりするけどそれが1番難しいよね。
社会に出たら、所帯を持ったら、踏ん張らないと頑張らないといけない。
だからこそ誰にでもかかる心の風邪なんだなあ。
「どんな夜も明けない夜はない。たとえ明けた空が曇りだとしても、夜よりはずっと明るいのだから」の精神でいきたい。

映画としては後半の漫画家設定にありがちな演出が少し冷めた!!
最後までリアルにいってほしかった〜
『バクマン。』の時はそれ主体だったしスタイリッシュだったから良かったけれど。
絵の問題かな。
キャスト陣が豪華で良かった。
大杉漣さん見たら少し悲しくなってしまうけど本当に名俳優です…
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