みおこし

ドグマのみおこしのレビュー・感想・評価

ドグマ(1999年製作の映画)
3.3
殺人などの悪行が原因で、2000年前に天国を追放された2人の堕天使バートルビーとロキ。しかし2人は今もなお天国への復帰を目指して様々な計画を企てていた。もし彼らが復帰してしまうと世の中の全てが矛盾して天界が消滅してしまうため、“神の声”メタトロンはとある秘密を抱える人間の女性ベサニーを通して2人を阻止しようとするのだが…。

鬼才ケヴィン・スミスがキリスト教や聖書をテーマにしながらも、風刺のきいたコメディ映画として描いた本作。しかし、それがキリスト教への冒涜ととらえられてしまい、賛否両論を巻き起こしたという本作。例えばベサニーが中絶クリニックを経営しているのは、自身も子供を産めない体(聖母マリアは処女)であり...という皮肉も込められているらしい。
こういう分かる人は分かる要素がたくさん詰まっているらしいので、もし分かったらもっと楽しめたと思うんだけど、正直神学にも疎いので、全体像を把握するのが本当に難しかった…!

でもマット・デイモン、ベン・アフレック、アラン・リックマン、クリス・ロックなど豪華キャスト勢ぞろいで、オールスター映画として観る分には楽しいかも!
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