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ドグマのやのレビュー・感想・評価

ドグマ(1999年製作の映画)
3.7
映画冒頭の注意書きに、この映画の一切が集約されてるように思えます。ええ、なのでわたしはこの映画を熱狂的に賛美することも、こてんぱんに酷評することもしないです。何が言いたいかって、ケヴィン・スミスって人は本当に賢くて、しかし最高に馬鹿やってる人で、つまり卑怯なんですよ。なのでドゥルーズのシネマにおける「映画をありのまま観る」を想起し、pureな状態で観たつもりです。結果、この映画はただただ可笑しくて、信仰と欺瞞に溢れる世界をあざ笑い、憐れみ、それでも愛してるんだな、と思わずにはいられなかったのです。

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神だかなんだか、そんなのは後付けなのか、大真面目に議論すべきなのか、この映画はまるで一切の評論を拒むかのような作品だった。ヴュー・アスキューニバース4作目(チェイシング〜とジェイ&サイレントボブは鑑賞済)の今作だが、ここにきて何壮大なことやってくれてんだよ、と。それなのに、すげえバカじゃんかよもう、と。そんなケヴィン・スミスがやっぱ好きだバカ、と。

周りにケヴィン・スミス好きな人が全くいないうえに、梅田や三宮の大型TSUTAYAまで足を運ばないと借りられないのが辛い。今年中にクラークスとモール・ラッツ観る!!!
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