このレビューはネタバレを含みます
彼等が使うマッチも、彼女が携わるマッチから火を灯し、やがてその火を灯してくれる存在から終わりを遂げる...
彼女自身のカタルシス、
少ないセリフから描かれる映像表現、
1つの希望の光を得られても儚く散っていく様と、そこに映る月下美人の意味...
月下美人の花言葉である、「儚い恋」「ただもう一度会いたくて」は正に彼女自身を投影する意味としては充分だった。
彼に渡す手紙を書く時の暗い服に明るい部屋...
物語最後での煙草を吸うシーンでは、暗い部屋に暗い服、激しいバイオリンのミュージックに、マッチを投げ捨てる事もなかった彼女が、この1つの場面で全てを意味し感動しました...
またもう一度観たくなる作品