アキ・カウリスマキのモットーは音楽とシーンのミスマッチ戦いである。
彼の初期作にはセリフが多いもののこの辺りからセリフは音楽に代わり、その沈黙を貫いた精神的描写は小津安次郎を敬愛する監督にあげてい…
映像のフェードアウトが全ての人々に対する悲しみを担う。あとは理不尽で、取り返しのつかない世の中を静寂で包んだり、壮大に持ち上げたりして捉える。冒頭の規則的かつ洗脳するような工場の音などの多さ、音の足…
>>続きを読むマッチ工場で働く孤独な少女が、自分を裏切った男に復讐するまでを描いたコメディドラマ。"労働者三部作"の三作目。
労働者三部作の中でもコミカルさが他より薄く、台詞もより一層少ないが、代わりに情熱的な…
カティ姐さん、【少女】は無理があるとは思うけど、およそ30歳。
幸薄い日常を淡々と過ごす彼女にどんどん感情移入していって、後半の行動には喝采さえ送ってしまう。
カウリスマキ節がこのスタイルといえば…
母親と義父と暮らしてて、マッチ工場の給料を家に入れてるイリス。
地味女子がワンナイトの男に思い込みで付き纏ってしまうあたり恐怖を感じる。何もかもが憂鬱な人間が何か一つでも良い事があると縋ってしまうの…
冒頭の伯爵の言葉が、傍観している私(観客)の目線そのままのよう。やっぱりそうなっちゃいましたねぇ…って。
1人の少女(?)のしんどそうな日々があって、ドラマティックな救いもなく。
自問自答や苦悩す…
華やかさは全くないどころか、いかに暗さを楽しめるかってくらいに暗い。
親からは金銭を搾取され、男には性的に搾取され、なんの愛も持ち合わせない主人公。
親から愛されなければそりゃあ社交性も身につかな…