母親と義父と暮らしてて、マッチ工場の給料を家に入れてるイリナ。
地味女子がワンナイトの男に思い込みで付き纏ってしまうあたり恐怖を感じる。何もかもが憂鬱な人間が何か一つでも良い事があると縋ってしまうの…
憎しみとは関係性への渇望であることが、前作『真夜中の虹』(1988年)における、ノワール(闇・犯罪・暴力)の本質が生への意志であることと、どこかパラレルな(並列的な)感覚で描かれていたように思う。
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冒頭の伯爵の言葉が、傍観している私(観客)の目線そのままのよう。やっぱりそうなっちゃいましたねぇ…って。
1人の少女(?)のしんどそうな日々があって、ドラマティックな救いもなく。
自問自答や苦悩す…
華やかさは全くないどころか、いかに暗さを楽しめるかってくらいに暗い。
親からは金銭を搾取され、男には性的に搾取され、なんの愛も持ち合わせない主人公。
親から愛されなければそりゃあ社交性も身につかな…
No.74
この監督で一番好きかも。
映像がめちゃ語る。
オープニングの丸太からマッチができる映像で、まず引き込まれる。
最初のセリフが、ハーフグラス(ビールのオーダー)!
アングルも配色も間も、い…
素朴で淡々とした語り口に油断していたら、とんでもないところへ連れて行かれるタイプの映画。
終わってみたらよくある話ではあるのだが、よくある話の主人公に思いを馳せるようなつくり。
少女には同情するし、…