マッチ工場の少女の作品情報・感想・評価

マッチ工場の少女1990年製作の映画)

THE MATCH FACTORY GIRL

製作国:

上映時間:70分

ジャンル:

3.8

「マッチ工場の少女」に投稿された感想・評価


あぁ…

相変わらず埋め尽くされる無言の示唆…


そして相変わらず…


劇中フィンランドロックンロールがクソだせぇ!!!
ミー

ミーの感想・評価

4.0
重大な出来事をあくまでもサラッと淡々と写していくところ、正にカウリスマキ!の一本

パンに半切りトマト
無表情のマッチ工場
味わいのある色味の窓枠や扉 

さりげない、飾らないディテールがおしゃれでかっこいい
木暮

木暮の感想・評価

3.7
これはあれですね、元ネタはおそらく。
ロシア文学の。

工場とか労働者を描くのが好きなんですね。
というか、主題なのか。

マッチとたばこ
マッチ売りの少女

親はずっと子供あつかい

なんか段々顔つき変わってくのすごい。
相変わらず音楽のかかり方が素敵です。

辛いのにサラッと描かれる感じ好きです。
無言 無表情 フィンランドの寂れた街並み
もうこれだけでいい
sminami

sminamiの感想・評価

-
カウリスマキをカウリスマキたらしめてるのは一体何かを研究する必要がありそうだ

イチコロ
これは!つらい!!!!観た時ちょうど気持ちが少し落ち込んでいたので、主人公が、あれよあれよと転落していく様にお気持ち引き摺られ白目剥きながらの鑑賞になってしまった。
ふんだんな余白と限界まで無駄を削ぎ落としたミニマルな世界観に、簡単には感情移入させないぞという意気込みを感じた。衝撃的な展開さえ淡々としていて確実に心が冷え切っていくのを感じてた。あぁ、なんてつらいの。つらいんだけど黙って見守るようなカウリスマキの静かな視線、好きだな〜。

こういう目にあったら女だけで集まってひたすら話を聞き、相手の男をこき下ろしてお焚き上げするのがベストソリューションかなと思うし、女子あるあるだとも思うのですが、友達もいなくてそれすら出来ないのがこれまた不憫。両親との不和や男との一悶着も、話を聞いて寄り添ってくれる人がもし1人でもいたなら彼女はジョーカーにならずに済んだのかも。人生においてババ引いてしまうことはままあるわけで、なんとか広い世界を求めて立ち上がって欲しかったけど、彼女の最後の行き詰まった選択はあまりに悲しい。うまく消化できん。
カティオウティネン、悲劇のヒロインが似合う。でも単に哀しみに溺れるのではなく、芯がある感じの。
TSUTAYAで借りた「罪と罰」に同時に収録されていたので。

なんかいろいろdigってると「罪と罰」はカウリスマキ節が控えめみたいなことをきくので、こっちはどうなんだろうと興味本位に。
で観てみれば、すんごい台詞が少ない。全員がワンシーンに一言しゃべったら良い方っていうぐらいみんなしゃべんないよね。あとヒロインの女優どこからみつけたの?すごいな、本当に。

マッチが量産されるとこのシーンで、マッチ箱のチャカっていう音が一斉に鳴るのがなんかかわいかった。
ていうかカウリスマキ作品はハゲしか出てこないの?
さにた

さにたの感想・評価

3.8
最初のマッチが出来上がる過程すごく好き。終盤のやりすぎ感はどうなのか。
僕の由美に既視感を感じる。
ずっと観たかった作品。どんな内容にしろアキ・カウリスマキには芯があり、決して脱線せずに頭の中で起承転結が確立されているからこそ描ける作品。ささやかな幸せを望むも恵まれない、得られない人々をアイロニカルに描く、この作品は現代の映画にも大きく影響している一作。

やはりアキ・カウリスマキの映画は時間の流れが緩やか。にも関わらず独特なセンスある台詞回しや登場人物の表情などで緩急があるのだろうな。やはり観ていて飽きない。クロースアップからもう少しアップさせるカメラワークは特徴的かつ、物語の転機でもあることから、物語も含め単純なんだけど、高等テクニックなのだろうなと思う。
世間を知ることもなく、どん底に落とされた1人の少女の復讐劇をとくとご覧あれ。
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