No.3247
『鬼畜ニコラス、鬼畜なのに大活躍!?』
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鬼才アベル・フェラーラ監督の問題作『バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト』のリメイク。
これ、フェラーラ版のリメイクとして見ると、全然テイストが違うので拍子抜けしてしまう感じだが、
これはこれでありなのか!?
ハーヴェイ・カイテルの気持ち悪いほど生々しい「ラリった」演技と比べると、
ニコラスのほうは、「いつもラリってるけど、一応ちゃんと仕事はしてますよ」感が出てる。
実際、ヘルツォークはちゃんと一つの事件を軸として、物語として描いてる。
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でもやっぱり「ヘルツォークの」映画としてみると、物足りない・・・。
クラウス・キンスキーと組んでた頃があまりにもギラギラしすぎてたからなぁ・・・。