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甘い生活のsawadanaokiのレビュー・感想・評価

甘い生活(1959年製作の映画)
2.5
正直難しくてこの映画の良さがあまりわからなかった。当時のローマ社会での上流階級の派手な生活を批判するような真意は少なくとも感じられる。退廃した街並みを対象的に描いたり本来なら中立的立場にある記者がそういう世界にどっぷり浸かっていくというのもそんな皮肉の意をこめた演出になっているとは思う。ただなんとも曖昧な描写が長い時間続くので私的にはやや退屈であまりピンとこなかった。
劇中に登場するパパラッツォという人物が現在のパパラッチという言葉の語源になっているそう。観れば確かにと納得できる人物像だった。
好き嫌いは別れるかもしれないが映画史において傑作といわれる作品なので観ておいて損はなかったかなとは思う。
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