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コタンの口笛のyuriaのレビュー・感想・評価

コタンの口笛(1959年製作の映画)
4.8
たしかに成瀬巳喜男らしくはないかもしれない。当時の批評を読むとスザンネ・シェアマンですら成瀬にしては〜と口を濁している。だけど、傑作。アイヌの兄弟を扱い、差別とはなにか、日本とはなにかという人間の本質を、やはり成瀬だなと思わせる「人情」の描き方で厳しくやるせなく描いている。
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