コタンの口笛の作品情報・感想・評価・動画配信

『コタンの口笛』に投稿された感想・評価

3.6

アイヌ問題をテーマにした社会派映画。『鰯雲』よりも明瞭に社会批評的なメッセージが込められており、人種差別問題全般への考察が含まれている。ただ、やはり成瀬と明確な社会批評的な脚本は相性が悪い気がする。…

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ラスト5分の脚本があまりに鬼畜。
これが橋本忍のアイヌ観なんだろうけど不快すぎる。
橋本忍と成瀬が組んだ作品は、本作と「鰯雲」の2本だけだ。本作は児童文学が原作。アイヌの姉弟の日常を描いた。それは、子供の世界の偏見と差別であった。「秋立ちぬ」へと続く子供の世界。

大好きな成瀬作品だが、どちらかというとこれは
橋本忍脚本作品という面持ち。単に差別に我慢、反抗でなく、
例えば、熊とアイヌは相性良すぎる、だから熊の彫り物のバイトを
歓迎しないとか、一筋縄でいかない…

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<日本映画と音楽1950年代から1960年代の作曲家たち>(音楽:伊福部昭)
youkey
3.5

記録。

65年前にこのテーマはスゴい!いや、時代だけじゃない、こういう映画も作り続けられるべき。
主役の二人が煌めいていて応援したくなる。周りの役者たち(少々メイクが…)もいいスパイスになっていて…

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すい
4.0

ひとつの印象的なメロディを、場面によってアレンジしていて面白かった。ところどころ画面の美しさにハッとさせられた。
大抵の人は善良で、姉弟なんかは格別によくがんばってるのに、どうしようもない理不尽が本…

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志村喬みたいな俳優は無意識化で”善き人”だと刷り込まれているから、差別側に回られるときついな。
現代でも跋扈するようなイジメ・差別描写と美麗なロケーションが実にアンマッチで皮肉。
終盤の不幸の釣瓶打…

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この世界の片隅にでも思ったけど、こんなに辛いことが続いてもひたむきに生きる姿があまりにも印象的

おじいちゃんセレクション
3.5

差別、貧乏、死……不幸の嵐がアイヌ集落を襲う。笑ってしまうくらいに容赦がない。そして何も解決しない。変われないのだから耐えろ、という視点は成瀬らしい。ラストのトラックバックが悲しすぎる。「さようなら…

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