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スクリーマーズのJeffreyのレビュー・感想・評価

スクリーマーズ(1996年製作の映画)
2.5
「スクリーマーズ」

本作はクリスチャン・デュゲイによる近未来SF映画で、この度国内で初のBD化され購入して初鑑賞したが面白い。本作はフィリップ・K・ディックによる短編SF小説"変種第二号"を原作に、1996年に公開された米国映画でトライアンフ・フィルムズ製作、ダン・オバノン、ミゲル・テファダー・フロレスが脚本を執筆した力作である。今回はフジテレビとVHS版の2種類の吹き替えが入っていて最高だ。字幕を含めて3回は見なくてはならない。さて、物語は西暦2078年、惑星シリウス6Bで発見されたベリリウム鉱石をめぐり、地球連合軍と惑星開発企業、新経済ブロック(NEB)との10年にも及ぶ戦闘が続いていた。そして惑星には連合軍が開発したスクリーマーと呼ばれる防御用兵器が投入されていたが、突然人間を襲い始め連合軍側にとっても大きな脅威となっていた。そんな時、連合軍はNEBからの伝令兵が命がけで届けようとした通信筒により、地球本部の裏切りを知る。罠を疑いつつも連合基地司令官ヘンドリクソンは和平交渉のためにNEBの基地へと向かうが、自己修復機能を持ち生物全てを破壊するようプログラムされていたスクリーマーは急速に進化し今や人間の形にまでたどり着こうとしていたのだ…と簡単に説明するとこんな感じで、原作者フィリップが自ら私の最大のテーマが1番色濃く出た作品と表した作品で、SFサスペンスとして傑作と高い評価を得た1本である。
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