このレビューはネタバレを含みます
教訓:ロープを切る勇気が無ければ、登山には向かない。
パキスタン最高峰のK2はエベレストに次ぐ高度だがエベレストより登頂困難とされている。
標高約8000m強、人間の高度の限界=バーティカル・リミットでクレバスに落ちた妹達を救助に向かう兄達一行。
高地では定期的に水分を摂取できないと肺水腫になる為にタイムリミット式のハラハラ具合。
いくらなんでもニトロの管理が杜撰過ぎるし事情が事情でも正気でなくてもニトロ使うの絶対頭おかしい。
救助に向かって結局妹1人しか助かってないし寧ろ4人が犠牲になってるのは、山の厳しさを物語っている。とか言って内3人は主にニトロの所為で死んだけどな!山の所為じゃねーじゃねーか!
トムの血を目印にするとか極限の発想で凄い。
ボーンはクズなので迷わずロープを切るウィックが道連れにするのが不思議と格好良く思える。冒頭の父とオーバーラップするから余計に。ウィックは死んだ妻も見付かり、未練が無くなったって事なのか。
合成とか資料映像ぽい雪崩とか粗が目立つのは残念。
個人的に最もハラハラ出来たのは、ヘリから飛び移る辺り。
冒頭の「上にド素人がいるぞ!」って台詞好き過ぎる(笑)。