「ついに完成させたぞ、マグナムだ」
「神様……なんて美しい……」
世の中くだらないおバカコメディは数あれど、ここまで突き抜けてるのは中々無い。
最初の悪の結社?みたいなシーンで「これはめちゃくちゃつまらんB級映画か超絶最高なコメディかの二択だ……」と思ったんですが、超絶最高なコメディでした。
もう、オーウェン・ウィルソンがスクーターで跳んで画面に入ってきた辺りから最後まで笑いっぱなしだった。
ストーリーは一応あるが、もうほとんど顔芸で成り立ってる映画である。
お笑いでよくある、フリ▶︎タメ▶︎オチのタメの部分を上映時間たっぷり使ってやり遂げていて、これで笑わない訳ないじゃん……と悔しさすら覚えた。
「マグナム」のシーンの謎のオーラみたいなエフェクトを思い出すだけで今でも涙が出るほど笑える。
こんなバカバカしい映画にデヴィッド・ボウイ、ナタリー・ポートマン、ドナルド・トランプ、パリス・ヒルトンにトミー・ヒルフィガーといった超豪華キャストがカメオ出演してるのも笑いに拍車をかけている。
(因みに、ズーランダーのエージェント役はベン・スティラーの実父)
一応ツッコミ役というか、常識人的なポジションのキャラクターもいるんだけど、おバカキャラが突き抜けすぎてて全然ツッコミが効いてないのも最高。
言葉で言い表せる映画では無い。何度でも観たい作品。
「ハンセル、今が旬のモデルよ」