あじ

ゴジラVSデストロイアのあじのレビュー・感想・評価

ゴジラVSデストロイア(1995年製作の映画)
3.8
ゴジラ学履修中…
初代の出来事や設定を引き継ぐ続編として、そしてバーニングゴジラの登場回として重要ということで観ています。

今回のゴジラは体内の原子炉に異常が生じ、核爆発のリスクを抱えたバーニングゴジラとして香港に上陸したのち日本に向かってきます。爆発したら地球が… ということで、その存在を抹殺することが重要なミッションとなっています。
一方、海底では初代ゴジラを倒した武器、オキシジェンデストロイヤーの影響を受けた微小生物が怪獣デストロイアとして目覚めます。しながわ水族館、特殊部隊との銃撃戦、実体が明らかになるまでのシーンはどれもホラーチックで不気味でした。
特に銃撃戦のシーンはエイリアンの遺伝子が感じられて個人的に超見どころだと思っています。
ここにさらにリトルゴジラが成長したゴジラジュニアが現れ、これを囮にバーニングしていたゴジラとデストロイアをぶつけることで諸々の問題を解決しようとします。
ジュニアが不憫すぎる。

登場人物は芹沢博士の意思を継ぐ科学者の伊集院、そしてあの山根博士の養子、新吉の子供のゆかりと健吉、そして初代のヒロイン恵美子など、初代世代と関係が深い人が多く懐かしいです。

全身を燃やし溶けながら白く崩れていくゴジラは圧巻の美しさと物哀しさでした。
シリーズのひとつの区切りでした。
あじ

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