ゴジラVSデストロイアの作品情報・感想・評価

「ゴジラVSデストロイア」に投稿された感想・評価

本多黒澤組を支えた本編スタッフと円谷組を継承する特撮スタッフのDNAが注がれた最後のゴジラ映画。この後邦画がTVドラマに蹂躙されVFXは複数のスタジオに外注丸投げ、絵作りもアニメっぽく成り下がっていくのを見せつけられると本作の価値が一層高まる。
全てのショットの重みが違う。贅沢な作品だったんだなぁ…としみじみ。

公開当時は、前作との作風のギャップや川北特撮へのマンネリ、大河原演出のセンスのなさから、平成ガメラとGODZILLAに押されてフェードアウトした印象があったが、改めて見返すと初ゴジに徹底的に丁寧に向き合ったその作風にはブレードランナー2049に通ずる神聖ささえ感じる。

これが私たちの償いなの?科学を、核を弄んだ私たち人類の…

公開当時は絵空事で軽く感じたこの台詞が、フクシマを経てまさかこんなに重くなるとは思わなかった。
むがつ

むがつの感想・評価

5.0
ゴジラの死に真っ向から挑んだ異色作であり意欲作、メインテーマとなってるゴジラの死は荘厳の一言。
ジュニアを殺され自死する直前でも自分の限界を超えて戦う怒りの化身ゴジラにただただ圧倒される。
最後の闘いは人間の手によって生まれた
2体の怪獣によって行われた。

VSシリーズの最終作。子供の頃からこの作品だけは何回も観ました。

遂に、ゴジラは原子炉が狂ってメルトダウン寸前。
皮肉にも敵は1954年初代ゴジラを葬った兵器によって目覚めてしまった生物。

どちらも人の手によって生まれてしまった怪獣で、こんな極限状態の時に人類はどう対処したか見物です。

シリーズの中で人類が一番冷たい生物と感じました。
はけ

はけの感想・評価

4.2
死のシーンの美しさだけで、ゴジラという存在の凄みが伝わると思う。
冷静に考えるとそんなに面白い筋書きじゃないんたけど、バニゴジの迫力はやっぱそういう物を飛び越える説得力があると思う。
メルトダウン寸前の灼熱に燃えるゴジラを、いかに被害の少ない所に導くか?最強の敵であるデストロイアにゴジラと人類は勝てるのか?
「ゴジラ死す」と「最強の敵」という巨大な二本柱をストーリーが持て余していくので、どちらか一点に集中すれば傑作になったかもしれないのに、なんとも惜しい作品である。
人間がゴジラを殺そうとして、それに成功するも、日本国土に上がってきてしまって、そこで爆発するというから、さあ大変!これだけで面白くできたはずだ。
戦争の落とし子が、その悲惨さを忘れつつある日本と心中しようとする。世にも恐ろしい怪談になったはずである。
もはやシリーズがネタ切れ状態にあったのは明白で、その意味でも「最後のゴジラ」を描く華々しい作品として企画されたはずなのに、どうしてVSシリーズの一作として並べることや、敵怪獣とぶつけることにこだわったのだろう。
このストーリーに、ゴジラジュニアやデストロイアは、まったくもって必要ない。
ジュニアは、前作からずっとこれの成長を描いてきたので、出さなきゃいけないから出しているんだと思うが、ゴジラ未満のゴジラには魅力がないし、所帯じみていて嫌だ 。
それにしても、デストロイアのデザインの華のなさったらない。最終形態はかっこいいかもしれないが、ゴジラの敵は子供が絵に描けるシンプルな顔をしていてほしい。
しかし、こいつは芹沢博士が使用したオキシジェンデストロイヤーが東京湾の環境を狂わせたために、海底深くに生き残っていたカンブリア期の微小生命体が過剰成長し怪獣化したということで、その設定は1954年の一作目を強く意識したものだ。一作目のラストの裏では、さらなる驚異が生まれていたのだという目の付け所はいいのだから、もうちょっとなんとかならなかったのか。
前作あたりからか、広大な敷地のミニチュアセットを作らず、合成と写真を張ったハリボテの板を使って市街地を表現するなどの手抜き手法に打診していくなど、東宝の大作路線もいよいよ限界に来ている時期だ。
これらの消化不良感は、同じ年に公開されたガメラが解消していくことになる。怪獣がやられると女の人が叫ぶという同じ図式なのに、ゴジラのほうはただやかましくて映画に集中できない。
仁

仁の感想・評価

5.0
これが最後のゴジラ、といったファンは多いだろう。この造形でのゴジラの死を、初代と掛け合わせたことにより更に深みを増しているからだ。
そして人間側がついに赤い熱線をも結構耐えられているぐらいにパワーアップしているスーパーX3である!もう完全にゴジラを御しきれる所まできている努力と執念に脱帽。
Qちゃん

Qちゃんの感想・評価

3.5
私が映画館で観た最後のゴジラ映画にして、旧き良きゴジラ・シリーズ(そして平成ゴジラ・シリーズ)最後の傑作。これ以降は見る価値なしとよく聞く。そして私も観てない。ここまでリアルタイムで観られて、ホントいい子ども時代だった!

確かこの映画だったと思うんだけど、何が一番覚えてるって、海中水族館で見学者が歩いてると、突然電流が走ったみたいな音がして「??」と思ってたら、魚の動きが一斉に止まって、硫酸掛かったみたいにじわじわ皮膚が溶け出して、最後に骨だけになって底に沈み、それが大量に積もっていくというシーン。これだけは死ぬほど怖かった!今でもトラウマ!
あき

あきの感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

5歳頃、人生で初めて見た映画作品だと記憶している。お昼のロードショー的な形でやっていて、何となく見ていたらいつの間にかどんどん魅きこまれていった。ゴジラがデストロイアとの激戦の末メルトダウンしてしまうところで何故か無性に悲しくなって泣いてしまったのを覚えている。ここから自分のゴジラ、引いては映画への興味が爆発した記念碑的作品であることを考えると点数の付け難い作品でもある。ゴジラよ、怪獣映画よ永遠なれ。
ラストだったからなんか寂しかったなぁ。映画館の売店でバーニングゴジラ買ってもらった思い出
サメモチーフの『ビオゴジ』最終章!涙なしには観られませんでした…。
対ゴジラ最終兵器・オキシジェンデストロイヤーによって誕生した最強生物・デストロイアが、メルトダウンの危機にあるゴジラと闘う!というお話。
平成VSシリーズでは珍しく、幼体のデストロイアが暴れ回ることでしっかりパニック要素がありますね。デストロイアのデザインは全形態好きで、初めて買ってもらったゴジラフィギュアの一体なので、思い入れも深いです。
が、やはり子供時代にキツかったのは、ゴジラが死ぬ、という衝撃の展開。どんなに街を壊し、人を殺そうとも、なんだかんだで日本や地球を救ってきたゴジラは、私にとってはヒーローでした。映画館で観たときは泣きそうになったのをよく覚えています。子供ながらに、強大な力を持つものもいずれ滅ぶ、みたいなテーマが面白くて、何度もビデオで観た思い出の作品です。
サメ映画を追っていたら、観直すことはなかったかもしれません。ありがとう、ゴジラ!ありがとう、サメ映画!!
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