碧

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人の碧のレビュー・感想・評価

4.0
成長過程の一瞬を切り取った子供時代と青年期を繋ぐ作品。
それぞれに少し着崩したホグワーツの制服姿や伸びた背丈に軽やかな私服姿が爽やか。

クレイジーな乗務員のナイトバスや遊び心満載の忍びの地図、ロンとハーマイオニーのペットのネズミと猫(猫については映画ではちょっと省略されてた)には謎が隠されていて超ドキドキ。
前2作のヴォルデモートのようなハッキリしたひとりの敵がいなくても、ディメンターは見るだけで氷漬けにされそうで恐ろしい。敵が味方?味方が敵?といった惑わしも孤独なハリーが両親の過去の真実を探す旅として楽しめる。

今回も才能に恵まれたといってもルーピン先生と体力回復のチョコを食べながら必死に魔法を練習するハリーの姿に応援したくなる。

伏線とエピソード盛りだくさんの原作をロンとハーマイオニーの思春期も絡ませて魅せてくれるのははすごいと思う。
碧