わち

トガニ 幼き瞳の告発のわちのレビュー・感想・評価

トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)
3.5
実際に起きた聾学校での性的虐待事件を題材にした韓国映画。
この事実を映画にする意気、コン・ユの演技や加害者側の気持ち悪さは素晴らしいが、題材が題材だけにめちゃくちゃ胸くそ悪くなる映画で、本作が悪いという意味ではなくこれほど二度と観たくないと思った映画は初めてかも知れない。クズすぎる学校関係者たちの実態が次々に暴かれ、裁判で被害者の女児のひとりが重要な証言をするシーンは心が洗われるが、最後まで辛さの残る展開だった。
現在(公開当時?)もまだ継続中の事件ということもあって、映画とはいえ、復讐の現場に2人とも居合わせたり、ラストシーンだったり、終盤にかけてドラマチックな演出になっていくのは少し気になった。
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