道草

黒猫・白猫の道草のネタバレレビュー・内容・結末

黒猫・白猫(1998年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ジプシーであるザーレは双眼鏡で遠くの車や船を眺めている。その父マトゥコはトランプで一人遊びをしている。急に走りだし、密輸船の船員から角と冷蔵庫とコンピュータを250マルクで買う。冷蔵庫を運ぼうとして河に落とす。軽油だとおもって買った樽はほとんど水だった。
マトゥコはゴッドファーザーのグルガに頼み、石油輸送車強盗の資金を借りる。グルガはマトゥコの父に恩があったのだ。
マトゥコは盗人のダダンに強盗の手助けを頼む。ダダンは暮らしが派手だが、末の妹(アフロディタ)を嫁に行かせられていないことを気にかける一面もある。
ゼーレは年上のジプシーの女(イダ)に誘われ一緒にあひるの世話をする。入院中の祖父を訪ね、ともに病院を出る。祖父は工場をダダンに売っていた。祖父は金をゼーレに残す。
イダは銃で近くの男をからかう。
グルガは孫たちと戯れる。それを白猫と黒猫が見ている。グルガは孫に早く結婚しろと言う。
マトゥレは強盗の協力者に裏切られる。強盗は失敗する。ダダンはマトゥレに金を返すよう脅す。ダダンは祖父から買った工場の金で払うか、ザーレとアフロディタを結婚させろと提案する。マトゥレはダダンにはめられた(強盗の失敗は彼の差し金)と気づく。
ザーレはイダとよい雰囲気になるが、彼女に聞いて自分の結婚を知る。
アフロディタもザーレも結婚を嫌がる。ザーレとイダはひまわり畑でいちゃつく。
結婚式の日、ザーリェがなくなる。ダダンは必ず結婚式をおこなうと言う。結婚式がおこなわれる。アフロディタはザーレがイダを好いていることに気づく。ザーレはアフロディタに逃げ道を教える。マトゥレはザーリェが隠した金を探す。アフロディタは逃げ出す。
ダダンはアフロディタの逃亡を知る。怒り、手榴弾を投げる。爆発に乗じてザーレとイダはいちゃつく。ダダンはザーレと年上の女を痛めつける。
切り株に入って逃げているアフロディタをグルガの孫が見つける。ダダンはその二人を見つけるが、やり込められる。ダダンはグルガに昔世話になったことがあり、頭が上がらない。
グルガはマトゥレとダダンとの間のトラブルを調停する。愛し合う二組の結婚を認める。お祝いのムードの中、グルガはなくなる。ザーリェの死体同様、屋根裏に隠される。白猫と黒猫が交尾している。
マトゥレはダダンにギャンブルに負け、大金をむしり取られる。屋根裏から死んだはずのザーリェとグルガが起き上がってくる。
ザーレはマトゥレから離れることに決める。ザーリェはそれに賛成し、アコーディオンの中に金を隠していることを教える。
ザーレの差し金で、ダダンは肥溜めに落ちる。ザーレとイダは白猫と黒猫を立会人にして船の上で結婚する。
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