TSUTAYA発掘良品にて。
エミール・クストリッツァ監督作品。
1998年制作、ドナウ川の岸辺を舞台にジプシーを描いた恋愛映画。
こちらは「ジプシーのとき(89年)」のようなシリアスなお話ではなく、ジプシーの青年と娘との恋を主軸にしたドタバタ劇となっており、ラストも爽やかに終わるという、一般の映画ファンにもかなり観やすい作品になっています。
とはいえ、クストリッツァ監督の風味というか、独特のセンスはやはり光っており、さすがだなという印象です。
また、劇中に流れるジプシー音楽が今作でも素晴らしいですね。
今回もブッとんだキャラの人達がたくさん出ており、やはりその殆どが本物のジプシーの人達だそうです(本職の役者は3人くらいと聞きました)
私の大好きなゴッドファーザーを筆頭に、この映画の登場人物達を見るだけでもかなり楽しい作品ですね。
この破茶滅茶なカオス感が“ジプシー”そのものなんでしょうね。