つぼかび

金田一耕助の冒険のつぼかびのレビュー・感想・評価

金田一耕助の冒険(1979年製作の映画)
2.2
本作を特集したキネマ旬報において、大林宣彦が「元ネタに対する造詣の深さを観客に求めない"新しいパロディ"」概念について滔々と語っており、この理念自体は日本映画における一つの鍵概念だと思っているけれど、出演者がものすごい豪華な映画自体は極めて駄作。

最終的にUFOが出てくるでお馴染み、007シリーズ映画第1作『カジノ・ロワイヤル』くらいのおふざけかと思いきや、『ケンタッキー・フライド・ムービー』よりはるかに酷い、安いパロディとギャグのゴミ箱でしかない笑

当時の富士急ハイランドの様子が分かるのと(マッドマウスってこんな昔からあったの!)、Wikipediaのパロディ注が『なんとなく、クリスタル』並の詳しさでとても役に立つ。
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