うめ

江戸の小鼠たちのうめのレビュー・感想・評価

江戸の小鼠たち(1957年製作の映画)
3.8
ものすごいオーソドックスな時代劇
ところが
時代の熱量なのか
演技にしても
セットにしても
勢いが感じられるのですよね

きっぷのいい半グレの津川雅彦
世間知らずの武家の御曹司の長門裕之
対照的な役柄の実の兄弟
これが実に似合っている
当たり前だけど若い時は爽やかだったんですね
ちょっと笑っちゃいました
そして
見る決め手になった芦川いづみさん
今回は津川雅彦に思いを寄せる幼馴染
同じ長屋に住み茶屋で働く娘という設定もあり
お転婆だったり元気の良さを前面に出してはいますが…
変わらぬ可憐さ
あのウルっとした瞳
品のある微笑み
相変わらず素敵です
 

人情味あふれる時代劇
やっぱり好きだなぁ
うめ

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