Z級低予算人生ぽわみ

ドリームガールズのZ級低予算人生ぽわみのレビュー・感想・評価

ドリームガールズ(2006年製作の映画)
3.5
華やかな映画かと思ってたら想像以上に重くて暗くてすごく気に入った

人種差別問題がたくさん含まれていた、次はもっと勉強してから見たい

エフィが自分が黒人であることに誇りを持ちながら自分の思うように歌い続けるのに対して、カーティスは白人との戦いに意識を向けすぎるあまり白人と同じやり方で白人に気に入られるような音楽しか作らせなくなるのがすごく対照的で面白かった。

特に自信を取り戻したエフィがクラブで歌ったシーンがすごかった。純粋に自分の歌を聞いてほしいエフィの”Look at me”の声に応えてたくさんのお客さんが拍手してた。エフィの歌に、自然とたくさんの人が集まっていた。
それに対してカーティスは自分の成功の道具として歌を行使していて、それに反対する人間を全て切り捨てていく。だからどんどん周りから人がいなくなる。

エフィの歌を奪ったって気づいたディーナは思ったよりあっさりしてた。もっとプライドズタズタになるのかと思った。

ラストは思ったより腑に落ちなかった。結局、エフィ、ディーナ、ローレルは誰のために、なんのために歌いたかったのかが伝わってこなかった。めっちゃもったいない。