アランスミシー

素敵な歌と舟はゆくのアランスミシーのレビュー・感想・評価

素敵な歌と舟はゆく(1999年製作の映画)
5.0
世紀の光への影響

進化するイオセリアーニ、完全に見直した。

スターリンによる共産主義独裁政治批判をした後に、今度は次世代の独裁傾向を持つ資本主義を批判する徹底ぶりに敬服する。


ラスト
引きこもり(保守)だった主人はホームレス男との出会いに触発され船で旅立つ(改革)

雨によるシークエンス切替。


独立後すぐは残っていた貴族&市民&男女間シェアの精神が個人主義の浸透によって壊されて行く。

マチューアマルリックがほぼエキストラ役で出演してたの最高