素敵な歌と舟はゆくの作品情報・感想・評価

「素敵な歌と舟はゆく」に投稿された感想・評価

いっそのことすべてを言葉にして、この世界を自分として取り込んでみたい。傑作。
ubik

ubikの感想・評価

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1年ぶりくらいにみた。やっぱりいいなぁ。
円環運動=モノレール、グラスを回すこと、カメラがまわること
垂直運動=ハシゴ、ロープ、ヘリコプターで降りる/登ること
水平運動=スケート、舟、バイク、車で移動すること
縦に細長いもの=でかい鳥の足、女優、主人公、岩、ボートの帆柱
太っちょなもの=おじさんふたり

貧の世界と富の世界と第3の世界。
合唱
窓拭き
飛ばないもの=でかい鳥
rokut

rokutの感想・評価

4.6
真にしょうもない未来が待ち受けていても大丈夫、そして変、大好き
鳥があ〜〜
ひろ

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4.1
ソ連出身でヨーロッパで高い評価を受けているオタール・イオセリアーニ監督・脚本・出演の1999年に製作されたフランス映画

美しい映画だね

これといって盛り上がるとこがあるわけでもなく、これといった結末があるわけでもない。なのに何だか心に残る。

屋敷の家族や使用人、浮浪者の友達や出会う街の人々。それぞれが何かを選んで人生に変化をもたらしていく。それをドラマチックな群像劇として描くのではなく、淡々と描いている。盛り上がりに欠けるかもしれないが、それも人生なのだ。

計算されたカメラワークと毒の効いた社会風刺とユーモア。無駄なBGMを使わないオタール・イオセリアーニ監督の作風はちょっと他では味わえないかも

本人も父親役で出演してるけど、この監督はスタッフや素人を重要な役で使ったりするという面白い監督

素人の方が余計な芝居をしないからいいんだとか。

10代の時とかにこの作品を観ていたら、なんだこれ?って思っていたかもしれない。完璧に理解したわけじゃないが、こういう映画を楽しめるようになったことは素直に嬉しい。
Ichiro

Ichiroの感想・評価

4.3
イオセリアーニ監督らしい群像劇。様々な登場人物の持つストーリーが少しずつ作用しあって一つの物語になっていく。監督得意の複雑な動線は、群像劇の複雑さと相まってより効果的に用いられている。
最新作の「皆さま、ごきげんよう」で用いられていたロケ地がこの作品に既に登場していることに驚いた。
エーコ

エーコの感想・評価

4.8
超絶気持ちいいフレーミング。鳥の飛ぶ場所がわかってるみたい。
なんだこれ?
さっぱりわからない…。
表紙からオシャレで楽しい映画だと思い込んでたが、よくわからない群像劇でした。

イオセリアーニ監督のは今回初めてだが、こういう系が多いんだろうか?
なかけ

なかけの感想・評価

3.5
のんびりした映画な装いだが登場人物がだいたい狂ってるし、人物の動線や出入りが緻密で気持ちいい。呆気ない強盗のシーン好き。
のん

のんの感想・評価

3.3

パリ郊外にある屋敷に住むある家族。
父親は趣味人。母は実業家。小さな娘達とお年頃の息子ニコラ。
ニコラは皿洗いのバイトなどしてフラフラ。恋してみたりフラレてみたり、事件に巻き込まれてみたり。
そして家族が出会う色んな人たちの群像劇。

イオセリアーニ監督自身が演じる父親と、ひげの浮浪者(アミラン・アミラナシュヴィリ)二人の美声がたまらない!美しいハーモニー。

狩猟を楽しみながら酒を酌み交わし、歌をうたって趣味に興じてる姿、そしてそれが一瞬で引き裂かれる(といっても過激な表現はなし)ところなどはこの映画の「のほほんとしながらも風刺を含む」表現のひとつでもあるのかな。

DVDの絵コンテ集が好き♪
「月曜日に乾杯!」で知名度をググンと上げたオタール・イオセリアーニ監督のその前作に当たる傑作群像劇。
彼の作品はそんなに観ている方ではないんですが、個人的には本作が一番のお気に入り。

所謂グランドホテル方式に則った群像劇であり、パリを舞台に多種多様の人々が入り交じり、それぞれが少しずつ作用し合いながらもストーリーが流動的に目眩く展開していく様はこの上なく美しいです。
老いも若いも、男も女も、金持ちも貧乏も、善人も悪人も、皆がそれぞれの生活を送り、数珠繋ぎに巡り巡る1日の風景が丁寧に綴られます。

それは劇中にも登場するように、弧を描きながら回り続ける鉄道模型そのもののよう。
しかし、その輪のような連なりは時の流れと作用して螺旋状に永続しており、人生の重なりとその尊さにふと気づかされるという大変味わい深い作品になっています。
特に鉄道模型の無限とも思える堂々巡りから解き放たれ、邦題にもあるように舟が悠々とゆく姿にはとてつもないカタルシスを感じちゃう。

そう思うと90年代って「ショートカッツ」に「パルプフィクション」に「マグノリア」などなど、グランドホテル方式がかなりトレンドだったなぁと。
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