Qールソン

肉弾のQールソンのレビュー・感想・評価

肉弾(1968年製作の映画)
3.5
上官や古本屋とその妻、卯年の少女といった面々とのやり取りはどれも印象的。雷がカッと鳴って事後になる演出も憎い。
主人公が砂浜に待機し始めてからは正直退屈だが、岡本喜八の作家性語るうえでの必修科目なのは間違いない。 戦中主義の寄る辺なさは、まさにさ迷う白骨死体のよう。