パン

偉大なるアンバーソン家の人々のパンのレビュー・感想・評価

3.8
映画界の革命的作品、市民ケーンに続いてオーソン・ウェルズが監督や脚本を務めている。
市民ケーンでは何もかも説明する感じの映画だったが、それに対しこちらは長回しの静かなシーンが多め。
なので同じ監督にも関わらずかなり作風が異なる。
こちらも負けじと名作だと思う。

衰退の美というか、こういう時代の流れに取り残された名家が没落する話って好きだなあ。
前半のお金持ちパートは凄く良い。
いくら金持ちでも没落する時はあっという間だよね。
ファッションの移り変わりなんかも楽しめた。

最初にナレーションで時代背景の解説があったり丁寧な作りの映画だと思った。ブルーレイ版画質良いのでお勧め。
パン

パン