このレビューはネタバレを含みます
アンバーソン家の没落は、息子(T・ホルト)が母(D・コステロ)の、自動車投資の資産家(J・コットン)との再婚を許さなかったことに端を発する。母が病死しその父のアンバーソン家の当主が虚しさを覚えて財産…
>>続きを読む1870年代アメリカ、大富豪のアンバーソン一家の堕落の物語。モノクロでこの時代設定の群像劇、余計に人の見分けがつきにくくて難しい。スタジオに勝手に編集された作品にしては楽しめたけれど、やっぱり登場人…
>>続きを読む遊戯の口実でしかなかった映画へ次第に傾倒していくウェルズに比例し、決して資本に結びつくことのない才能を持て余し始めるRKO。
再び金本主義/独裁者の没落という主題を取り上げつつ自分は裏方に回ってより…
【第15回アカデミー賞 作品賞他全4部門ノミネート】
『市民ケーン』オーソン・ウェルズ監督作品。ではあるが、オリジナルの131分から大幅にカットされており、カットされたフィルムは廃棄されたためもう二…
【貴族の没落】
オリジナル版が未だに観られないのが残念ではあるが、ズタズタにカットされた88分バージョンですら重厚で幽玄なムードが漂っている。あらゆる意味で呪われた作品。
オーソン・ウェルズらし…
手から溢れ落ち喪失していく美しい記憶。没落する名家とプログレッシブな事業家、対照的な人物たちの悲観はどちらも正しく、発展と共に汚れていく街。変わる人間。シルエット、ハイコントラスト、哀しむ顔アップの…
>>続きを読む◎ 始まりと終わりのオーソン・ウェルズ自身の独特のナレーションが印象的だ!
制作会社のRKOと揉めたことで上映時間の大幅な短縮を強いられてこのような演出をとったらしい。この後It's all tru…