かまた

超音ジェット機のかまたのレビュー・感想・評価

超音ジェット機(1952年製作の映画)
-
20210803
前半ドラマに薄くてどうしようかと思いましたが、後半急激にアツい展開でグッと来ました。リーダー(経営者)は孤独なものよ。
本作は、作中で主役一家のライバル企業として名前が出てくる英・航空機メーカーのデハヴィランド社の創業者(名前の通りデハヴィランド/フォンテイン姉妹の従兄)と息子(テストパイロットで音速突破に試み事故死)をモデルとしたフィクション。作中の、急降下からの音速到達時において「操縦桿を押す」という墜落回避策はどういう理屈だよと思ったんですが、こちらも全くの架空のようですね。現実の世界では本作より前に、「ライトスタッフ」でおなじみのチャックイェーガーが水平飛行で音速突破してたんだすが、あまり公にならなかったみたいで世の中では映画のインパクトはそこそこあったみたいです(イェーガーも本作見たことあるらしいw)。OPタイトルでキャストと同等の大きさで、コメットやヴァンパイアといった劇中登場するデハヴィランドの航空機名がクレジットされてるのも素敵♡往年のプロペラ、ジェット機の活き活きとした姿が堪能出来るので、そっち趣味の方にはお勧め出来ます。音楽はマルコム・アーノルド。ブリティッシュ!!
かまた

かまた