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風の中の子供のmikuのレビュー・感想・評価

風の中の子供(1937年製作の映画)
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ターザンのように叫べば集落の子どもがみんな出てきて遊んでいたのに、ある日突然誰も遊んでくれない。兄弟2人でするお布団でのオリンピックごっこで既にわびしかったのに、ひとりかくれんぼがあまりに切なすぎる。弟のことばかにしてるようで、本当は大好きじゃん。絶望の風のその果てにちゃんと希望があってよかった。映像も音もザラザラだけど、吉川満子の声だけはとても聞き取りやすく、この頃の映画で重用されていたことに頷ける。
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