風の中の子供の作品情報・感想・評価

風の中の子供1937年製作の映画)

上映日:1937年11月11日

製作国:

上映時間:86分

ジャンル:

3.9

あらすじ

「風の中の子供」に投稿された感想・評価

shun

shunの感想・評価

3.0
そこまではまらず。
やっと借りれた清水宏だったけれど。
けんかの途中でも母親の呼ぶ声にすぐ反応する子供の動きはかわいい。
あんまり歳の離れてない二人兄弟なので、泣くしかなかった。

今日通り掛かった川沿いの公園で、3人並んで川を泳いでいる小学生たちがいた。
流石にこの映画みたいに全部脱いではいなかったし、その川にはカッパも出ないが、川辺にいる同級生と思しき女の子たちに何か言われて、「うるせーばかー!」って叫んでた。
ゆう

ゆうの感想・評価

3.5
日常生活の風景が映画の魅力的な舞台だった幸福な時代。
医者を営む叔父の家に住むことになった幼い子供(三平)が、川遊びの最中にタライに乗って流されるという事件が起きる。
往診に出るため馬に乗った叔父さん(肖像画のような口髭、パナマ帽に三つ揃えの背広を着てステッキを持っている)が事件の知らせを聞き、川沿いの一本道を疾走する。走る馬と三平のショットが交互に繋がれる。叔父さんが川に飛び込んで転げながら三平を救出する。川がキラキラと輝き、子供たちは川辺で万歳、万歳と叫ぶ。三平は助かったがタライは流され、三平は無邪気に「おじちゃん、ぼく泳げるからタライ取ってこようか?」と言い叔父さんに「馬鹿!」と叱られる。2人で馬に乗って帰り、子供たちがあとをついてくる。
この場面の構成が素晴らしい。

全体的なストーリーは「生まれてはみたけれど」や「自転車泥棒」に共通する、大人同士の関係に敏感に反応する子供の話。
ya

yaの感想・評価

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オリンピックごっこ
かくれんぼの途中でくるまってこっそり泣くところ
庭を走りながらお父さんを呼ぶところ
相撲をとっているときにお父さんに抱きついて泣くところ
くれお

くれおの感想・評価

4.0
難しい、細かい描写は一切ない
子供の、楽しい、悲しい、うれしいが真っ直ぐに伝わってくる
心が洗われる
zhenli13

zhenli13の感想・評価

4.3
これも素晴らしかった。号泣した。
固定ロングショットの距離感。会いたい、泣きたい、帰りたい。子どもたちや母や父の焦がれる気持ちが、この距離感と身体で表される。科白ではない。
ほとんどが固定ショットの中、高い木の上に登る子どもたちの姿だけが縦方向へ追われる。これも、遠くに居る父へ、母と兄へ、高く高くちいさな思いを届かせようとする。

印象的な前後パースペクティブ構図により、子どもたちが群れをなして走る後ろ姿が多く映される。ターザンの声真似によりだんだん増えていく子どもたちの姿は何か別の生きものみたいに見える。
そして、思いっきり走れるっていいなーと思った。
並木道の真ん中を歩く親子のショットも、前後のパースペクティブだ。これは『エル・スール』ではないか。『お引越し』ではないか。素晴らしい子ども映画の系譜である。

ところで三平の住む家やおじさんの住む家には、腰の高さほどの黒白格子の海鼠塀があって珍しいなと思った。初めて見たのだけど、どこの地方なのだろう。『有りがたうさん』と同じく伊豆下田のあたりだろうか。
三四郎

三四郎の感想・評価

4.5
清水宏監督は、子供と家族を描く泰斗なり!子供の心理を何故ここまで描き出せるのか!子供の無邪気さ、優しさ、ズルさ、素直さ、見栄、プライド。清水宏監督の映画は、鑑賞後に優しい気持ちにさせる心温まる物語が多い。

大人になると忘れてしまいがちだが、子供は、無邪気で何も考えていないように見えて、実は「人」というもの、この「世の中」というものを鋭く観察している。感受性豊かな故に、心揺さぶられ自然と涙が出てくる。最も人間らしい人間が子供なのかもしれない。

かわいいらしい兄弟だ。
母親からしたら、勉強ができ、言うことを聞く兄の方が頼もしい。
父親からしたら、ヤンチャな弟の方が元気で子供らしくて可愛いものだろう。

父親は会社で不正を行っていたと嫌疑をかけられる。
弟が昼のお弁当を会社に届けに行くと、茫然として黙り込む父親がいる。会社の窓から他の子供たちが見ている。
ブラインドを閉めて、敗者となっている父親の姿を見せまいとする。大好きな父親への尊敬と子供ながらのプライド、真心だろう。
「お父ちゃん、帰ろうよ」が心に響く。

父親が警察に連れて行かれた後、兄が友達を誘いに行っても誰も来てくれない。「後で」と声が聞こえるばかり。ある家では、友達の代わりに母親が「いませんよ」と応えている。残酷だ…。大人の世界が子供の世界にまで影響を及ぼしている。

大きな屋敷に預けられた弟は、第三者から見たら幸せだが、子供にとってはそんなことわからないし、関係ない。
兄は一人で隠れんぼし、弟のいない淋しさ、一人の虚しさに涙が出てくる。

「お母さん!みんなどこにも行かないで、父さんの帰りを待っててあげようよ」子供の言葉は率直だ。
めちゃくちゃ最高じゃねーか。この時代の小津作品よりは数倍完成度高い。子どもが輝いてる。
浮浪者

浮浪者の感想・評価

3.5
精巣からそのまま外界へ解き放たれたようなウブな子供達はまったく生易しい者ではない。遺伝子獲得競争そのままの熾烈さを現実界に投影したような抜き差しならないやりとりが全面化する姿には歓喜を覚えざるをえない。
なつこ

なつこの感想・評価

4.0
「お早よう」然り子どもは元気なら元気なほど良いですね 眩しい オリンピックごっことか最後のお父さんとの相撲とか、理想でしかない..
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