Fisherman

陸軍中野学校 開戦前夜のFishermanのレビュー・感想・評価

陸軍中野学校 開戦前夜(1968年製作の映画)
3.9
派手さはないが濃厚な最終話。5作全部見ると椎名次郎の成長が良く分かる。
市川雷蔵の一人称の語りによって、その時の状況と任務が分かるので入り易い。
共通して言えるのは、モノクロの映像による陰影が、報われないスパイの物悲しさを表現されているように感じる。
椎名次郎たちは漏洩を阻止したのかも知れないが、別のスパイによって情報が米軍に伝わっていたのかも知れない。真珠湾攻撃は事前に米軍に伝わっていたのではと言う、今となっては事実は分からないが、もし米軍の空母が真珠湾に停泊していたら、大戦の結果は違っていたのかも知れない。
DVD購入⑤ 平均スコア3.92
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