オデンマン

復活の日のオデンマンのネタバレレビュー・内容・結末

復活の日(1980年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

原作はかなり分厚い本なのでカットされているシーンが多かったもののほぼ原作通りで面白かった。

ただ教授の超長い最後の講義が伝聞の一行だけだったのは残念でした。大講堂で避難してきた人々の骸を前に最後のラジオ講義(今ならネット講義かな)を続けるみたいなのを映像で見たかった。

カーター大佐のシーンはとても良かった。もうちょっと哀しみを出してもいいくらいあっさりだったけれど。

あと、原作で吉住が核攻撃直前に空が見たいけど我慢したシーンも、少しだけ綺麗な空を挟むとかあれば悲壮感あった気が……。

その割にチリまで南下するシーンがやたら長くてちょっとダレ気味に。
あくまでもSFだから感情的なシーンはあえて少くしているのかな。時々生々しい死体がバーンって映るから感傷的シーンより映像的リアリティを優先した結果なのかもしれませんね。

ふと思ったのは、核戦争状態でも距離さえ離れていれば都市部のインフラは問題ないし、二三年ならガソリンや缶詰も十分あるのではと。人類が消えただけだから車や機械もまだ動くだろうし…でもそれだと辿り着いた時にバイクで元気だったらつまらないですね(笑
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