このレビューはネタバレを含みます
TV番組の小松左京特集を
みて関心が湧いた。
コロナ禍を経たいま、
リアルさゆえに
緊迫感がつきまとう。
次から次へと
起こりうる難題が
気力を奪う……
平和の危うさが
炙り出され、
危機に脅かされる日々が
画かれる。
何度も止めて、
気を取り直してから
観すすめた。
自分に何が出来るのだろう?
という無力感と矛盾するように、
「死は…もう、たくさんだ!」
という叫びが響く。
「ライフ イズ ワンダフル」
「ジンセイハ…イイモノダ」
死に瀕して語るまえに、
地球上に生きる人間皆が
気づかなくてはならない…
が、現実化には
なんと危ういことか 。
まさに問われていると感じる。
考察力の容赦無い鋭さ、
ロケ地の画力は
説得力が深く、
見応えがあり過ぎて
疲れたくらいだ。