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復活の日のりのレビュー・感想・評価

復活の日(1980年製作の映画)
3.1
生物兵器により、人類に菌が蔓延した話。生き残ったのは南極に派遣されていた、800人代の男と8人の女のみ。この状態でも悲劇的だが、さらに追い打ちをかける情報が入る。それは、南極を震源に大きな地震が生じるというものである。その巨大さ故、アメリカが襲撃を受けたと勘違いするレベルらしい。そうなると、事前に設定してあったミサイルがソ連の軍事基地に発射するという。そして、ソ連も攻撃を受けたら、南極を含む数箇所にミサイルを発射するため、世界が核の炎で包まれる「ピダゴラスイッチ」になっている。図式では「南極で大地震→アメリカのミサイルが発射→ソ連のミサイル発射」となっている。
ヨシズミは「南極の人達不安よな。ヨシズミ動きます」と述べ、システム作動を阻止する!って流れ。
個人的に気になったのが、「女たちのセックス観」を変えようみたいな流れ。一夫一婦制に慣れ親しみすぎ、愛と性がくっついちゃっている。しかし、本来の「種の存続」のためには、恋だの愛だのを言っている暇はない。だから、コミューンよろしく女を共有財にしたのだが、そこら辺の葛藤や苦悩が描かれてなくて残念。「復活の日」はいつになるのやら……
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