アトミ

血を吸う薔薇のアトミのネタバレレビュー・内容・結末

血を吸う薔薇(1974年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

60点

創立80年の小さいながらも伝統ある聖明女学園に赴任するため、東京からやってきた心理学教師白木(黒沢年男)。
学長助手の吉井(フランス文学担当)に連れられ、学長屋敷へ。

先日、若夫人を交通事故で亡くしたばかりで、持病がある学長は初対面の白木に対して「次期学長」にと話し始める。
そのため(白木の人柄を見るために)、今夜は学長屋敷に泊まる事となる。
戸惑う白木だったが、とりあえず受け入れる。

夜中。
ブランデーをご馳走になりベッドで眠っていた白木は、女の歌声で目を覚ます。
その部屋へ行ってみると、胸から血を流す「青ネグリジェ顔面蒼白女」と「白服顔面蒼白女」に襲われ、気を失う。

翌朝。
ベッドで目を覚ます白木。
宿泊した部屋にある女の自画像が「青ネグリジェ顔面蒼白女」に似ていると気づき、「あの部屋」へ行ってみる。
が、部屋の模様が違っていたため、白木は夢を見たと考えた。

1階へ降りると、階段したの「地下室のドア」がひとりでに開いた。
白木は地下室へ。
ワインセラー等ある地下室には昨日学長が言っていた「仮埋葬の夫人の棺(通夜を終え、火葬するまでの7日間埋葬しておく。蘇る可能性を信じてのこの地方での古い風習)」があった。
白木は白薔薇をよけ、棺を開けた。
と、昨夜白木を襲った「白服顔面蒼白女」だった。
死んでる夫人を確認し、夢だと確信したその時、学長が降りてきて怒鳴った。
白木は振り向き、謝る。
と、白木の後ろでは学長夫人の両手が動き出す。
学長「死者の眠りを邪魔してはならない!二度とココへ入るな!」
と、目を覚ました学長夫人はまた眠りにつく。

学園寮。舎監室(白木の住む部屋)。
白木は保健室の下村医師(田中邦衛)に毎年生徒が1人か2人蒸発するという話を聞く(田舎過ぎて逃げる的に考えられてる)。
そしてこの地に伝わる「妖怪伝説」が面白いんだと下村は言った。

白木は蒸発した女子(野々宮ケイコ)の部屋へ行ってみる。
生徒手帳の写真を見てビックリ。
あの「青ネグリジェ顔面蒼白女」だった。
と「あの歌声」が聴こえてきた。
白木は急いで部屋の外へ。と、隣の部屋の西条クミが廊下で歌っていた。
「ケイコが好きだた歌なんです。」

白木はクミを舎監室へ呼び、ケイコの話を聞き、夢の話をした。

クミと同じ部屋の三田村ユキコ、林キョウコは帰りの遅いクミを心配し、キョウコが探しに部屋を出る。
と、白薔薇が廊下に、と、足首に血が。
そしてケイコの部屋のドアが開いている。
キョウコはケイコの部屋へ。
と、学長吸血鬼が現れ、キョウコは噛まれてしまう。

翌日。
白木の心理学の授業。
部屋を暗くし、スライドに映る「模様」を見て、キョウコが発狂し、気絶した。

保健室で下村医師が診察。
と、胸にキリを突いたような2つの傷があるのを白木は見つけた。
それは夢で見たケイコと同じ傷だと思い出した。
明日から学園は春休みに入るが、ユキコとクミはキョウコの看病で寮に残る事にした。

翌日。
白木は下村に相談。
下村は「男吸血鬼伝説」の話をし、白木の話を信じた。
そして下村は白木の前にも「次期学長」に選任された島崎という男が精神病院に入っていることを話した。

春休み。
寮生は皆帰郷し、ユキコ、クミ、キョウコの3人が残る。
白木、下村、守衛の3人でガードすることに。
下村は島崎が残していた「魔性に関するノート」を白木に見せた。
白木は初代学長が吸血鬼伝説に出てくる白人(神を捨てた最初の吸血鬼)では?と考察した。

と、その頃。
キョウコがユキコを取り押さえ、学長吸血鬼が現れ、ユキコを襲う。
そのスクリームを聞き、白木、下村、守衛が部屋へ入る。
と、学長吸血鬼は窓ガラスを割って飛び出して森へと逃げて行く。
下村「学長だ!」
追いかける下村と守衛。

とりあえずユキコはかすり傷程度のようだ。
と、キョウコがムクリと起き上がり、ハサミで白木を襲う!
が、失敗。廊下へ逃げたキョウコは笑って2階階段から転落死した。
白木はキョウコの遺体を抱え、クミと部屋へ戻った。
と、キョウコが消えていた。

その頃。
下村はキョウコの姿を見つけ追いかけた。
キョウコは学長吸血鬼と抱き合っい、血を吸われる。
と、同時にキョウコのベッドの脇に活けていた白薔薇が赤く変色した。
下村はその様を写真に撮った。
と、学長吸血鬼に見つかり、襲われた。

その頃。
キョウコを探す白木とクミ。
下村カメラを発見!
と、守衛がキョウコを見つけ、警察に通報したと報告に来た。

白木は刑事に事情を説明したがあまり協力的ではない。
「学長のアリバイを確かめてくれ!」と白木が引かないため、刑事は白木と学長屋敷へ。
が、刑事は学長と吉井のアリバイ話を信じてしまい話にならなかった。
下村は行方不明のまま。

とりあえず白木は下村フィルムを現像。
が、写真にはキョウコの「誰かと抱き合っている様な姿」しか写っていなかった(吸血鬼はカメラに写らない)。
白木は山の向こうの精神病院へ。

その頃。
クミはユキコを看病。
と、ユキコは「奥さんが呼んでる!」と騒ぎ出す。

その頃。
白木は島崎と面会。
が、島崎は全く白木の質問に答えない。

その頃。
顔面蒼白ユキコはベッドから起き上がり、部屋から出ていく。
吉井が部屋に現れ、クミに「フランス文学の1文」を語り始める。
と、クミ気絶。

ユキコは森を走り、学長夫人のいる屋敷地下室へ。
学長夫人に喜んで噛まれるユキコ。
おっぱいにたれる血。

その頃。
白木は島崎の残こしていた「不死身の魔性が生き続けるには新たな体を用意し続けなくてはならないだろう」という言葉の意味を質問した。
と、島崎は振り返った。
と、島崎の顔の付け根に大きなキズがあった。
島崎はソレを思い出したかのように恐怖の表情を浮かべた。

その頃。
学長夫人はユキコの顔の皮を剥ぎ、自分の顔にした(レザーフェイス的)。

その頃。
白木はぶっ飛ばして帰宅する。

その頃。
クミが意識を取り戻した。
と、ユキコが部屋に戻ってきた。
が、クミはユキコじゃないと気づいた。
新ユキコは「私は次期学長白木夫人となるユキコよ。あなたは敵よ!」
と、襲いかかる。

そんな中。
白木到着。急いでクミの部屋へ。
と、ユキコが「心配かけました。もう治りました。クミは田舎へ帰りました。先生に話があります。ついて来て。」と。
白木はユキコについて行く。

森の中の沼のほとり。
ユキコは白木にプロポーズした。
が、白木はユキコが学長夫人だと見抜いていて、拒否した。
爆笑学長夫人。
「観念するのね。仲間はみんな沼の底よ?」
と、吉井が現れ、白木に襲いかかる。
吉井パワーに大ピンチ白木!
と、突然のカミナリ。に、気を取らた吉井を沼にドーン!した白木。
吉井はそのまま沼に沈んで行く。

白木は学長屋敷へ。
カミナリがなり、嵐となる。
白木は地下室へ行き、棺を開ける。
中にいたクミ(胸にはキバの跡)を助ける。
と、学長夫人が襲いかかる。
学長吸血鬼が現れ、クミをエントランスへ連れ上がる。
白木追いかける。
学長と白木のバトル開始!
学長夫人はクミを襲う!
クミは2階へ逃げる。サントラはJAZZ。
何とかクミは凌いでるがピンチ。

そんな中。
防戦一方の白木だったが投げたオノが上手く胸に刺さり、学長吸血鬼は苦しみ倒れる。
と、同時に学長夫人も倒れた。
白木はクミと合流。屋敷から逃げ出そうと走る。
が、学長吸血鬼と学長夫人復活。
白木大ピンチ!
と、暖炉の鉄杭をゲットし、学長吸血鬼の胸に刺す!
と、学長吸血鬼と学長夫人は倒れ、白髪顔面蒼白の老人と化し、皮膚は溶けただれて行き、白骨化した。サントラは尺八。






というお話。
血を吸うシリーズ第3弾なのでパターンは似てる。
が、今回は豪華俳優陣とおっぱい。
アトミ

アトミ