ちゃんとしてます。どうちゃんとしてるかっつうと、デヴィッド・アークエットとかスカーレット・ヨハンソンが出演してるくらいにはちゃんとしてる。製作総指揮にはローランド・エメリッヒの名前も。監督・脚本はこの作品の前にゴキブリパニック映画「ブラッダ」を撮ってるエロリー・エルカイェムって人。この後「バタリアン4」と「バタリアン5」を撮ってますね。
子供を主要キャラのひとりに据えることで物語に奥行は出るけど、モンスターホラーとしては“ここは大丈夫”っつう安全圏もできちゃうことになるんですよね。なので怖さという点ではどうしても「インディ・ジョーンズ」くらいに収まっちゃってます。
展開としては、この設定だったら最後はこうだよねというかなり序盤で読めてしまう展開（オチ）ではあるのですが、丁寧な脚本（怪しいとこもありますが）とクモのバリエーションで楽しませてくれます。終盤はロメロの「Dawn of the Dead」みたいな“お買い物”からの“反撃”で楽しい。
笑わせようとしてる部分がイマイチ下手なので、いっそシリアスに徹してもよかったんじゃないかとは思います。
サメと闘わせたいよね。
