大木茂

サンタクローズの大木茂のレビュー・感想・評価

サンタクローズ(1994年製作の映画)
3.8
なんかボロ泣きしちゃったわ
これ冷静に観るとやっぱりめちゃくちゃ怖い話なんだよな
笑いのお面を付けたら一生外れなくて死ぬまで笑うはめになる…みたいな怖い話みたいなんだよ
一時的なサンタの代理なら可愛いんだけど
地位も自由も失って「太りゆく男」になっていくのはちょっと考えさせられるわ
自分のお父さんがみんなのサンタクロースになっちゃったら寂し過ぎてトラウマになりそう
一応、解釈的には
息子に別れた奥さんと新しいお父さんとの人生を送ってもらいたいっていう決断と
世界中の子供のため(おもちゃ会社のお客さん)に仕事に打ち込むっていうメタファーなのかなぁとも取れないこともないんだけどさ

見た目は子どもだけど年齢は仙人だとか
信じる事で現実味が帯びるって世界観はネバーランドっぽくもあるんだよな

これディズニー製作なのに息子娘と観るとヒヤヒヤしそうなセリフ多いんだよな
大体、主人公は親権とられて奥さんも精神科医の男と再婚してるのとかシビア過ぎる笑
でもこの設定ってよく見るんだよな
父親の哀愁と子どもパパ大好きを一番感じれるもんね
これターゲットは親層なのかもな

チムニーや片手で空飛ぶ、許容以上の袋とかメリーポピンズ みたいでもあったね

まぁそんなの全部置いといて現実を目の当たりにして子供の時の純粋な気持ちを思い出して夢を信じる大人に涙腺ぶんなぐられたよね
笛とデートゲームやばかったよ
大木茂

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