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紀子の食卓のmasayaのレビュー・感想・評価

紀子の食卓(2005年製作の映画)
4.0
【第7回 chi-masa鑑賞会】

園子温監督・脚本、吹石一恵、吉高由里子、つぐみ主演。
同監督の『自殺サークル』のその後が描かれてはいるが、同作品を観ていなくても問題ない。
あんな作品観ない方がいいと言いたいところだが、正直を言うと、観た方がより楽しめるだろうw

『自殺サークル』が自分には全く合わなかったので、かなりビビりながらの鑑賞w
画質自体は相変わらずパッとしないが、文字は読めるので、少しは良くなっている。
冒頭、『自殺サークル』の映像がカットインした時には、眉間にシワがより、こめかみがピクピクしたwww
そして肝心の映像は、、、美しい!!!

映像が格段に良くなっているのは、撮影の谷川創平氏の力に依るところが大きいのか。
そして、吹石一恵、吉高由里子、つぐみ、三津谷葉子、女優がみな美しく、演技もいい。
特に、本作がデビュー作の吉高由里子、父役の光石研の悲哀漂う演技は素晴らしかった。

この作品はいくつかのチャプターに分かれ、それぞれ別の人物が独白する形で、物語が紡がれていく。
安直な手法ではあるが、物語に入りやすく、それぞれのチャプターで映像のタッチまで変えているので飽きがこない。
何より各人物の感情などを推し量る煩わしさから解放され、他の部分に目を向ける事が出来る。

インターネット黎明期の「自殺サークル」や「レンタル家族」といったテーマも説得力があり、リアルに描かれている。

ラストは不覚にも号泣した。
万人にはオススメしにくいが、素晴らしい作品だと思う。
HDリマスターを希望!!!

💞ちぃちゃん💗今回もありがとう💞

✨ありがとう✨JTK師匠😉
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