紀子の食卓の作品情報・感想・評価

「紀子の食卓」に投稿された感想・評価

KSat

KSatの感想・評価

3.8
家族の崩壊と「似非家族」という新しいかたちでの再生、という大まかな流れは「愛のむきだし」と同じだが、こちらはよりシンプルに見える。

園子温の映画は、「私は詩人です」と言わんばかりのモノローグとそれを盛り上げるジャンプカットが多いが、これはその極北。しかし、ウザいはずなのに不思議と見ていられるのは、言葉が持つ純度が高いからなんだろう。

だから、言葉がなかったり、力を持たなくなった時の園子温の映画は、ただのバカ映画にしかならないのが事実だ。

これは、バカ映画ではない方の、純粋で面白い、いつまでも見ていられる園子温映画だと思うが、少し惜しいのは、映画の後半になると、あんなに魅力的に見えた吹石一恵や吉高由里子、つぐみではなく、光石研がただただ可哀想に見えてしまうことだ。

また、主人公が処女であることを気にしているのに、その問題が完全に打ち捨てられてしまうのも気になる。

しかし、上野駅を彷徨く高揚感、「家族ごっこ」をする場面の幸福感と違和感の同居、青春を完全に喪失する幕引きなどには、言い表せない切なさがたしかにあった。
わたしの思ってること、全部言ってくれたなあって思うところがある。
なかなか言葉にすることができないし、伝えるのって難しいけど、言葉にしてくれて、それがわたしも涙として現れた。って感じ。
閉塞してる自分から、どうにか自立したい、成長したい。
自殺サークル古屋兎丸の漫画しか読んでへんかった。古屋兎丸でてきた。
saito

saitoの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

この、谷川創平さんていうカメラマンすごいなぁ〜、、
園さんに、この人あり、という感じ。

好きだなぁ〜。世界観。
ナレーション

つぐみさんもすごくいーんだよなー
どうして女優辞めちゃったのか、話聞いてみたい。。

サークル の意味が落ちてきたときに、心臓がバクバクした
怖い。サークルっていう、この社会の輪が怖い。
自殺する役割も殺される役割もあるなんて。
意味の分からなかったNさんの詩の意味がストンと落ちる

安藤玉恵さんが殺されるシーンで泣きそうになった

長いしありえないのに、ドキュメンタリー見てるよう😢😢

みんな楽になりたいだけだろ?!の吉高由里子、あーこれか。。これは、たしかに。すごい。意味もよくわからないのに、カタルシス

レンタル家族で役割を演じる少女が、“女優”の本質のような気もした

悲観的に捉えることではないのかもしれない。でも、自殺してしまう人の役割を仕方ないなんて思っていいのか。。私に何ができるんだろう。。
いろいろ考えた末、残ったテーマは“孤独”だった。周りなんて気にしない強さがあれば。。ズレてんのかもしれないけど。。
悟

悟の感想・評価

4.3
この映画を撮ったのは誰でしょう?
っていうクイズがあれば園子温監督は1番簡単に分かると思う。 脚本、演出共にね。

この映画は園監督の実体験に基づいて脚本が出来たらしいけど、体験してから脚本にするまでに20年かかっかてる。
大した経験もないのに妄想で作る映画とはわけが違う。
彼には知識、教養があって、さらに体験があって、そして信念があるなと勝手ながら思ってる。

この映画は各々が主観で語っていく小説のようなスタイルだけど、誰が正しいとか、絶対的な悪がいなかった。
一人ひとりを、他人から、いろんな角度から捉えて僕らに深く理解させていく。もちろんその理解も人それぞれなんだけど。
自殺サークルの続きとして観れば良かったのかなあ、途中から辛抱強くみた
sickboy

sickboyの感想・評価

1.5
家出した姉妹がレンタル家族をやる話。

どこかで見た話だと思ったら自殺サークルの後日談みたいな話なのね。ストーリー的には家出した娘を探すお父さんとレンタル家族をやってた姉妹が終盤ご飯を食べるってだけだけど、話が長くて凄いダレる。チャプターによって主要人物が独白してるけど、ずっとセリフ喋っててちょっと疲れる。みんな演技は良いし話も良いのだろうけれど、長くてくどい映画ね。終盤みんな頭がおかしい。ジャンルがホラーになってたけど全然ホラーじゃないやんけ!
さみこ

さみこの感想・評価

3.3
記録。

自殺サークルの続編らしい。
割と面白かった。
何が面白いかは.....
そんなの知らない。
ザン

ザンの感想・評価

3.3
集団自殺とか家出して変な団体に入るとか淡々と話が進む。少し受け入れられない内容だが親父が人を殺すほど娘を取り返しにがんばっていたのがよかった。
troy

troyの感想・評価

3.8
「園子温の食卓」つぐみ、吹石一恵、吉高由里子の演技が怖いくらいに強烈。演出、脚本はさることながら、女優陣のこの演技を引き出したところがこの監督のすごいところじゃないかな。褒めすぎかしら。作品全体としては、長くてちょっとダレた。自殺サークルの方が好き。でも、最後の食卓のシーンがなぜか泣ける。幸福そうで空虚。幸福そう、ということは、残酷なまでに幸福とは違うということ。永遠に幸福には近付けない平行線。古屋兎丸、滑舌が良くない。愛のむきだしでも思ったけど
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