ゴ

紀子の食卓のゴのレビュー・感想・評価

紀子の食卓(2005年製作の映画)
3.7
社会の歪んだ部分が巧みに表現されていると思う。 人間のややこしさを凄く感じた。

レンタル家族で役割を演じる事で自分を偽る。
そんな偽りの人生だと死へのハードルも下り、自殺する役割すらも受け入れてしまう怖さを感じた。
結局のところ偽物はどこまでいっても偽物でしかなく、不満はあれど本物の人生、命の重さを考えるメッセージ性を感じた。

観る人により感じ方がありそうな作品だと思う。

前作「自殺サークル」の理解も深まる。
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