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紀子の食卓のdaikiのレビュー・感想・評価

紀子の食卓(2005年製作の映画)
4.0
レンタル家族のお話。親が思い描いている家族像と現実のギャップっていうのをすごく感じた。しかし、タイムアップした瞬間に理想の家族風景から何もない現実に一気に引き戻される感覚って相当辛そう、寂しそう。印象的なのは「シャンパンとグラス、花と花瓶」「大きな気持ちを小さな心に流すと溢れる、それが涙」みたいな言葉。役に徹するっていうのはリアルな世界を超越できるのかな。園子温監督独特のスピーディなグロ展開はなくてとてもゆったりしてたのがちょっと退屈だった。また「みつこ」っていう名前が登場、吉高由里子は「ようこ」。園子温監督はこれらの名前に思い入れがあるのでしょうか。
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