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ターミネーター4のANTのレビュー・感想・評価

ターミネーター4(2009年製作の映画)
3.5

3は2と同じようなテイストなのに何かが足りない…って感じだったけど
4はおふざけなしの雰囲気から世界観から、それまでのシリーズと全く別物になっていた(制作陣が変わってる以上そっちの方がいい)

審判の日の後、ジョンとカイル・リースが出会うまでの流れが分かる。
個人的にはジョンがレジスタンスで上り詰めるところを飛ばさないで欲しかった。(3のジョンが情けなさすぎたので余計に)
あとカイルが「ジョンのためなら死ねる」って思えるくらい2人が信頼を寄せ合うのを描いてくれるのかと思っていたら、出会うだけだった。

しかし続編を見る度に1・2の素晴らしさを思い知らされる。
まず2と4で子供の描き方が全然違う。2の子供ジョンは人生や生活が想像できるくらいキャラが立っていたのに、4に登場する子供(スター)はこちらも結構なメインキャラなのに全く人格を感じなかった。希望の象徴として子供を入れたかっただけなんじゃないかと勘繰ってしまう。
ケイトも第2のサラみたいだった3とは全く別人のようだし、全てのキャラが脚本のための駒みたいに人格を持っていないように感じた。

やっぱりターミネーターシリーズはドラマを描くのが得意な人が一貫して作るべきだったと思う。
完全な近未来戦争物に切り替えるなら取ってつけたようなドラマは無い方が気持ちいいな……
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