しましま

幕末純情伝のしましまのレビュー・感想・評価

幕末純情伝(1991年製作の映画)
4.0
20うん年ぶりに鑑賞のため再レビュー。

故つかこうへい先生の同名原作の映画化。原作未読。

新選組の沖田総司が女だったら、というトンデモ設定。大政奉還のくだりとか、まるで史実のパラレルワールド。
数多ある新選組映画の中でもまさに異色中の異色作といえる。
沖田、土方、坂本龍馬の三角関係を軸に、幕末の動乱を駆け抜けた若者たちの青春を描き、今や世界のワタナベとなった渡辺謙が坂本龍馬を怪演!
津川雅彦の岩倉具視とか榎木孝明の松平容保公も適役。
そして何と言っても演技も殺陣も決して上手いとは言えないが、牧瀬里穂の瑞々しい可愛らしさ、そして情熱迸る好演が光る。

あとは全体的なノリが往年のドリフやジャッキー映画(五福星とかプロジェクトA)的なドタバタを彷彿とさせ色々と楽しめる(そのノリが苦手な人も多そう)