MOE

水の中のつぼみのMOEのレビュー・感想・評価

水の中のつぼみ(2007年製作の映画)
3.8
【水をやるまでは、芽が出るか分からない】
アデル・エネルの魅力を引き出すのに最も優れているのが、セリーヌさんだと思う。
セリーヌさんの作品のカメラに映るアデルの姿は、どうしてこんなにも素敵なんだろう。
ポーリーヌちゃんの御顔も、とっても端正で、見た目は二人ともグッと大人びて見えるから、余計に若さが故の経験不足とのギャップにヒリヒリしたのよ。皆んな、これから沢山のことを経験していくことになるのよ。
しかし、アンヌはめっちゃ良いキャラしとった。セリーヌさんから(まさかの監督出演)、ハッピーセット買うシーンは笑った。

マリーの顔をアップで映すシーンが多かったので、ポーリーヌちゃんの端正でアンニュイな表情がとてもピッタリでした。画がとにかく持つ。
マリーが行き場のない感情を持て余してる感じが、めっちゃ伝わってきた。
監督が、『燃ゆる〜』でアデルの相手役にノエミ・メルランを選んだのが分かる気がする。
MOE

MOE