スイミングスクールを舞台に10代の性にフォーカスした、セリーヌ・シアマの処女作。『秘密の森の、その向こう』に引けを取らない秀作だった。
この手の同性愛を扱った作品は、過度に美化されてしまうきらいが…
マリーの行動原理のわからなさや汚らわしさがあの時期の恋(らしきもの)のリアルだと思った。水中ならびにアーティスティックスイミングは性欲とか恋とか友達とか、そういったもののままならなさを象徴しているの…
>>続きを読む 主人公マリーはシンクロナイズドスイミングの大会を見にきている。親友のアンヌが大会に出場するからだ。次々と演技が披露される中、あるチームのキャプテンを務めるフロリアーヌにマリーは心を惹かれる。
大…
子どもと大人の間にいる思春期の不安定さ。
セリーヌ・シアマは思春期の子を上手く描きますよね。
突き放されたり、受け入れてくれたり翻弄されるマリーにドキドキ、切なくなる。
娼婦みたいと言われている…