水の中のつぼみの作品情報・感想・評価・動画配信

「水の中のつぼみ」に投稿された感想・評価

最高すぎ、、

口に水含んで友達と戯れるシーンだけでも後5時間観れる。
スグル

スグルの感想・評価

3.4
10代の少女らの心の変動の機微がバシバシ伝わってくる、なんともむず痒い作品。
心の中はいつもごろごろいろんな感情で溢れている。
思春期の少女の微妙な心の変化を繊細に描いた作品
同性・異性への憧れ、嫉妬、残酷さなど、不均衡な彼女達の姿が瑞々しく描写されます。

シンクロチームのキャプテンに憧れて練習にもぐりこむ主人公。プールに飛び込んで目にする水中でのシーンが印象的でした。
まなか

まなかの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

アデルエネルの存在感。目。
好きだわこれ。
女性監督とアデルエネルが実は付き合ってたんだよね。最近調べたら温厚な別れかなをしたみたいでよかった



中学の部活の時2個上の○田先輩にドキドキするようになり部活でしか話せなかったから話せたときは嬉しくて嬉しくて仕方なかった。○田は女子同士や男子の中に入ることもなく別なさっぱり系女子○○さんとよく笑顔で話していて、お似合いで印象的だった。私は歌はあみんのまつわがすきなの、と私に言ってくれたこともあった。あみんを今ではがっつり歌えます(笑)
くるみ

くるみの感想・評価

4.1
かなり切なくなっちゃって観た後も引きずってしまったのは久々かも…

人を強く想うってやっぱり生々しいものだったよね、って思い出した。劣等感丸出しでぶつかっていく十代の恋愛。苦しくて胃がねじれる感覚を体現してくれていた!

女の子が女の子に恋をする話に切なくなり、プラス大人になる為の通過儀礼的な心模様は国は違えど同じなんだなと。

とにかくアデル・エネルの美しさにはトロけた。"燃ゆる女の肖像"が楽しみ〜♪
Leaf

Leafの感想・評価

3.5
燃ゆる女の肖像で一気に興味が湧いたセリーヌ・シアマ監督の初長編作品。
なんというか、とにかく自分が内容わかってないってだけで観れてよかったなとは思ってます。

とあるプール、それぞれがそれぞれのコンプレックス?を持った3人の女の子+αの狭い世界での人間関係、だけどちょっと複雑。
全体的な雰囲気としてはジメっとした印象で、視線なんかは意識しつつ、女の子の行動や感情をフランス映画らしくフワッと描写してます。
表面的に見える部分と内心は結構違う?とか思いましたが、まぁむずかしい!
やっぱり自分が男だからってところもあるのかな〜、言い訳です。

それでも、ここはやりたかったんだろうなと思えた部分はあったし、大衆受けとかいいから作りたいもの作るって意識が感じられてとても良いです。今後の作品も気になります。

あと明るい色の水着きてプールに立つもんだからマーリア・シュバルボヴァーの写真集みたい!とか思ってました。
内容関係ない!
のあ

のあの感想・評価

3.3
フランス映画っぽいな…っていう感想
目で語る女美しすぎるな
『燃える女の肖像』も見たい
《プールが印象的な映画に駄作なし》

『ぼくの名前はズッキーニ』で超絶脚本テクを見せたセリーヌシアマが脚本スクールの卒業制作を発展させたという長編デビュー作。現代の目線から見てみると未来の#MeToo運動へ向けたセリーヌシアマからのメッセージのような作品でした。

同時に性への好奇心を幻想的なプールに抽象させ性のつぼみがやがて爆発/抑圧されてゆく様を、ここでは『ぼくのエリ 200歳の少女』風な限定的な街並みの物寂しい世界観で負の官能ドラマを抉り出していく。
ただ描くのは、レズビアンで片付けられる様な単純な話でなく、セリーヌシアマ監督のパーソナルな目線で多様性とは何かを改めて考え出そうとする。同性愛、異性愛、両性愛への好奇心を思春期特有のエゴ混じりな感情に乗せることで、LGBTQの孤独をホントに理解できてますか?と鋭く語りかける。

さて、物語は中学生ほどのティーン、マリーがシンクロの美しさに魅了され、憧れのフロリアーヌと連んでいくが、奔放な男性関係を持つフロリアーヌの口実を手伝ったりして、自らの居場所を探していく。
最強プール映画としてイエジースコリモフスキ『早春』というのがあるが、本作では、情事や未成年の水着姿が大胆ながら男性に見られる視線や好奇の目線的カメラワークは一切なく、サッパリした自然主義で映し出される。
なので事が起こる動機としてプール浴場を機能させる一方、初めて目にする得体の知れない高揚や感情をリセットさせる逃げ場として水中という異空間に飛び込んでいくのです。

まさしくセリーヌシアマ版『早春』であり、女性メインのグザヴィエドラン映画を目撃しました。

本作で描き出すのは思春期の感性多感な初体験=大人の仲間入りに憧れるティーン達。この限定的区画の小さな街における背伸びしたティーン達のステータス事情などを周到に描きこむことに注力している一方、マリーからは幼さに取り残された孤独のオーラが漂う。
鍵の先っちょでコンクリートをガリガリやったり、チョコボールを無意味に地面に投げつけてみたりと暇を持て遊んでいる少女っぽさが垣間見れる。彼女は周りのティーンほど初体験に焦りはなく、どこか本作の閉塞的物寂しさの象徴の様な人物だ。
印象的な"天井の話"を語ったりする彼女にもやがて、とある性への感情が芽生えてくる。

しかしこの映画は、人生最初の通過儀礼と言えるありふれた大失敗をあまりに悲劇的に描こうとしてくるのだ。
彼女らは映画的カタルシスを一切与えられない。
それは男性から搾取される的なエピソードからも受け取れるが、肝はLGBTQの方が如何に"想いを打ち明け辛い"かを炙り出した所にある。
通常の告白の当たって砕けろ精神からは想像がつかないほどに、メンタルがのしかかる。自らの縛りを克服しカミングアウトから入らねばならないのだ。
そのため、否定される恥ずかしさ以前に想いを溜め込んだまま自身欠如に崩れる様が、残酷なのだと本作は主張する。

思いの外、辛すぎるラストに賛否分かれるのも無理ない作品だ。
でもそれ以上にティーン目線でセリーヌシアマが訴える多様性とは何か?にハッとさせられる強度がありました。
tetsu

tetsuの感想・評価

4.0
『燃ゆる女の肖像』のセリーヌ・シアマ監督作品が気になり、復習として鑑賞。


[概要]

セリーヌ・シアマ監督のデビュー作で、唯一、日本でソフト化されている長編映画。2007年のカンヌ映画祭"ある視点"部門でも正式出品された。ジュニアの女子シンクロチームに所属するフロリアーヌと彼女に憧れる少女・マリー、その親友・アンヌの思春期を描く。


[感想]

「シンクロチームの演技をみつめる主人公」という冒頭シーンからも明白だが、この時点で「音」や「視線」へのこだわりが一貫していて驚く。

『燃ゆる女の肖像』と比べれば、芸術的側面は抑えられ、より、シンプルなドラマ映画という趣が強いものの、「同性愛」を描いた物語や、「まなざし/まなざされる関係性」という部分が共通しており、原点となる作品であることに間違いはなかった。

また、作品の描き方としては「思春期の性への戸惑い」という部分が強く表れており、「自立した大人の女性像」が感じられた『燃ゆる女の肖像』とは、対比的に語ることの出来る作品とも言える。

インタビューなどからは、監督が過去の経験を色濃く反映する映画作家であることが分かるため、一貫したテーマを描きつつ、その価値観を深化させていく誠実さに好感を持った。


[監督とアデル・エネルの関係性]

『燃ゆる女の肖像』同様、本作でも、主人公が思いを寄せる女性として、アデル・エネルさんが登場。

自身もレズビアンであり、のちにアデル・エネルさんと私生活のパートナーになった監督ゆえ、その魅力が存分に写し出されており、やはり、信頼関係があってこそ、役者の魅力は最大限に発揮されるのだろうなぁと思った。

ちなみに、監督が彼女を念頭に描いた『燃ゆる女の肖像』では、その製作を前にパートナーという関係性を終わらせ、互いを刺激し合う協力者になったとのこと。

その事実を知った上で『燃ゆる女の肖像』を観ると、より、作品の描いていたものが、深く胸に突き刺さるようにも思った。


[おわりに]

中盤の会話シーンで「日本版タイトルの意味、ど下ネタかよっ!笑」と突っ込みたくなるものの、最後まで観ると、意味合いが変わり、腑に落ちるものがある本作。

日本では避けられる大胆な性描写や、一種、狂気的にさえ感じる愛情表現など、好き嫌いは別れそうではあるものの、フランス映画好き、もしくは、松居大悟監督辺りの日本映画を好きな人には、意外とハマるのではないかなぁ~と思うフランス青春映画の傑作だった。


参考

『水の中のつぼみ』セリーヌ・シアマ監督&アデル・ヘネル
日本初レズビアン&クィアカルチャーWebマガジン|TokyoWrestling.com
http://www.tokyowrestling.com/articles/2008/07/tsubomimovie_1.html
(本作公開当時のインタビュー。近年、アデル・エネルさんがカミングアウトした過去について知っていると、質問に対する回答の真意が分かり、正直、胸が痛いです。)

【CINEMA ACTIVE! 撮る人々】カンヌ映画祭で絶賛されたセリーヌ・シアマ監督が 女性監督として思うこと
https://www.elle.com/jp/culture/movie-tv/a34855511/cfea-cinema-active-celine-sciamma-20-1204/
(『燃ゆる女の肖像』公開後の監督に関する特集記事。)
字幕版翻訳 斎藤敦子
吹替版字幕 石原千麻
吹替版演出 高橋剛
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