先生

ニューオーリンズ・トライアルの先生のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

オチは読めるけど面白かった。

原作グリシャムは安定して面白い。
裁判モノで穴だらけだとつまんないからな。そもそも知識が無いと作れないしな……。

最初の引きが良い。あらすじを知らなかったので、主人公かと思うキャラがピンチになるところで引き込まれる。

レイチェル・ワイズは未亡人の人と区別が最初つかなくて、え?ここと繋がってるの?と思ってしまった。

銃器メーカーが負けるのはわかるけど、主人公とどういう繋がりまでかはわからないのが良い。まあ銃乱射といえば学校が有名かな。今ではよくある事件だったけど、当時なら結構センセーショナルで意外性を感じたかも。珍しくなくなってよくある悲劇になるのはあまりにも悲劇だが。

陪審員の選定や、どんなやりとりをしているのかわかるの面白い。なかなか見ない。よく見るのは悪徳企業が陪審員を買収するところくらい。陪審員にクローズアップするのって、「12人の怒れる男」くらいかな。

主人公の観察眼や人心掌握術がすごい。視聴者にもわかりやすく描かれていて面白かった。コントロールしたわけではなく、守ったわけだけど、普通に考えて人は弱者や善人の味方をしたいので、大企業の利益なんて守りたくないよな(地域経済や労働者とその家族などの弱者は除くという意味)

特に犯人の掘り下げはなかった。銃器メーカー相手なので、兵器を取り扱う責任問題なので、それで良いのだろうけど。
現実では起こり得ないからこそフィクションで勝訴するのが嬉しい。
先生

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