広島から東京へやってきた両親を煙たがる子供たち。家族の形を描いてきたという日本映画3大巨匠の小津監督。
多くの海外版の映画ランキングで、トップ10に入るこの作品をようやく鑑賞。
もう、70年も昔の映画をこうして今も見られることに感謝したい。
不朽の名作ここにあり。
これまで一度も見てこなかった日本の昭和映画は、「家族」にまつわる哀愁漂う物語。
煙たがられても、優しく穏やかな両親を描き、誰よりも優しく接する義娘。血筋よりも優しさの大切さを滲むように感じた。
現在は、是枝監督が描いている「家族」の形。
日本という国における家族の姿、その一片を見れたような。
