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東京物語のteenageriotのネタバレレビュー・内容・結末

東京物語(1953年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

話が進んでいくほどに集中して見てしまった。
白黒映画ってどこかしんみりした雰囲気があってあまり得意ではないんだけど、色々と当たり前のことを考え直せたから見てよかった。
よくモノや人に対して変わらないでほしいと思ってしまうのだけれど、これを観て変わらないものはないということを再認識させられた。
変わらないものはないからこそ、変わらないでほしいと思うからこそ、変わるもの変わらないものとの葛藤に悶えつつも変わらないものを大切に思い、日常にありふれた一瞬をもが愛おしい。
個人的に、作中でたびたび触れられた「孝行したい時分に親はなし」という言葉も刺さった。
家族と何気なく接しているやり取りもちゃんと大切にしていきたいと思わされる一作でした。
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