デジタルリマスター版のリバイバル上映での鑑賞につき再投稿。
初markは2016年3月18日。こちらもリバイバル上映にて。
本作は小津映画の中でも登場する家族の人数が多い。
だからこそ、小津映画おなじみの独りポツンと佇む笠智衆のラストカットの寂寥感がより強く感じる。
やはり娘が嫁ぐ話よりも、息子夫婦の家に泊まりに行って邪険にされる。もしくは、泊まりに来た親なり祖父母なりを疎ましく思う話の方が、より万人にとって身につまされる話ではないだろうか。
本作が小津映画の中でも最高傑作と評されるのはそのためだろう。