福野ふくろー

東京物語の福野ふくろーのレビュー・感想・評価

東京物語(1953年製作の映画)
4.6
おじいちゃんおばあちゃんが、自分の子供たちに会いに東京に行く話。
何も不思議なことも、ビックリするようなことも起きない。
少し疎まれたり、少し大事にされたりしながらの東京の旅。
人間模様をそのまま描いてるだけなのに、すごく引き込まれる。人と生きるってこうだよなあ。

後半おじいちゃんが泣いて悲しんだりしないで、そのまま受け入れてる姿になんか説得力を感じた。覚悟はしてたんだなって。

「自分の生活が1番大事になるのよ」
「今じゃ他人のあんたが1番ようしてくれた」
残る言葉もいっぱい。好き!